2017年後半の「一服いかが?」
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<実生のアマンカイにタネがつきました>
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庭では長い桜の季節が続いております。 かわいそうに二年続きのエル・ニーニョで痛めつけられていましたから、今年は桜の剪定は見送りました。 それでもそこそこ咲いてくれています。 |
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庭の葉っぱのサラダ。 |
ズッキーニも次々実っています。 私みたいなド素人が育てても、ちゃんとズッキーニの形にできあがっていくのって、あたりまえですがなんかすごいことですよね。 |
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ハスミン猫はきのう15日に、めでたく16歳になりました。 あいかわらず高いところが大好きです。 |
きのう11月15日は、ペルーの人たちにとって、長年の夢が叶った大切な日だったようですね。 ワールドカップ出場が世界でいっちばん最後に決まった、というのも、いかにもペルーらしいです。 そして今日16日は、あのやる気のないじいさ…もといPPK大統領の一声で、公共機関と学校はぜんぶお休み、ということになってしまいました。 心置きなくお祝いできるように、ということらしいです… まったく、なんと田舎くさいことをやらかしてくれるのでしょう、こちらはお役所に行く急用があったというのに、もう大迷惑です。 こういうときこそ気を引き締めて、しっかり仕事や勉強に打ち込め!…と私は言いたい。 ところで、対戦相手国の代表に対し、リマの人たちがいやがらせをした、というニュースを見かけました。 その内容というのが、空港からのバスがえらく遅くてホテル到着が夜中になった、とか、選手たちが投宿するホテル前で明け方さかんに花火が上がった、戦闘機が大轟音をたてて上空を飛び交った、等々だそうで。 実際にどの程度のことだったのかはわかりませんが、文面を見る限りでは、別にいやがらせとも思えません。 だってぜんぶ、当地の日常風景ですもの(笑) まず、空港からリマ市内のホテルまでえらく時間がかかるのは、基本中の基本。 またここパチャカマックの家で、夜間に花火の音が聞こえない日なんて、年間通じてまずありません。 それにスルコに住んでたときには、目の前の公園で、しょっちゅうミグ戦闘機が宙返りしてました。 …と、珍しくちょっとペルーの肩をもってみましたが(…ぜんぜん肩もってることになってない?)、やっぱりサッカーには興味ゼロ… ひどく嬉しそうな人々を、ただうらやましく眺めているだけです。 私にとっての11月15日は、ひとえにかわいいハスミン猫の誕生日、でした! |
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このところ、どこに行っても見かける赤ダスキシャツ売り。 これからもっと売れるでしょうね、良かったね。 |
なんか知らないけど楽しそう。 となりの赤い車の奥さんは、道のまんなかで車停めちゃって、嬉しそうにビデオを撮ってます。 まったくどいつもこいつも…かわいい(笑) |
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リマの人たち、引きつづきなんとなくごきげんな様子です。 「ペルーよお前のことがダイスキー」みたいな、しょうもない巨大看板も登場。 ロシアW杯にひっかけたつもり、なのでしょうね… (ケーブルテレビ会社の広告ですが、あっそうか、これから契約増えそうですもんね) |
赤ダスキ・グッズも、お店の人によりますと、よく売れてるそうでなによりです。 10月に、W杯行きがもう少しで決まりそうでダメだった、その翌日。 ルリンのペットショップで、バーゲン品の籠に放り込まれた犬用赤ダスキ服を見ました、かなり物悲しかったです(笑) でもきっとまた定価に戻したのでしょうね、そういうとこ正直だものね、ペルーの人は。 |
赤白に加えて、金赤緑の季節も接近中。この年末は、例年以上に風景が暑苦しくなりそうですねえ… 今はリマのあちこちで、クリスマスツリーを組み立てています。 こういう「晴れた日の、でも少しひんやりとする夕暮れ時」には、リマでは今の時期にしか出会えません。 と、あいかわらずのんきなこと書いておりますが… このところわが家の隣人5,6軒が、揃いも揃って自分ファーストの発作を起こし、なかなか厄介な状況に巻き込まれております。 その隣人すべてが不法占拠者(-_-;)なのですが、その方々がうちの敷地内に、勝手に上下水道を通そうとしている、などという、日本ではありえないことですが当地ではわりとよくあることが、いろいろと立て続けに起こっています。 幸い(なのか?)宿六も私も災難慣れしていますので、あわてずさわがず淡々と、法にのっとって対処しております。 特に宿六は、半生の苦労の甲斐あって、かなり成熟したリーガルマインドの持ち主に育ちましたので、一任しておけるのは助かります。 が、こちらがいくら法にのっとってお役所に足繁く通っても、テキはそれを少額の贈り物(賄賂ともいう)で覆してしまうので、いつまでたっても埒があきません。 リマの大抵のお役所がそうらしいですが、パチャカマックのは特に腐れ果てているので名高いのです。 |
不法占拠の皆さんも役所の皆さんも、要は自分の損得しかおつむになくて、権利には必ず義務が伴う、ということがどうしても理解できないようです。 ほんっとペルーの人ってコドモっぽいな(などと言うと、世界の大半の子供たちに失礼になりそうなくらいコドモ!)という思いは、年々強まるばかりです。 もちろん子供っぽいからこその、日本では見かけない種類の美点も多いのですけど… おそらく他人事としてならおもしろい話ですので、解決後にまたお話しするとして、今は平和なのんきな話題を続けます。 ということで気を取り直して… こちらの写真は、種まきから一年以上かかって、この7月やっとつぼみをつけた、南アジア原産のカイガンタバコ君。 (Calotropis gigantea、タバコとは無関係なトウワタの仲間です) 数十個タネを蒔いても、一本しか育たなかった私の秘蔵っ子です。 冬のあいだ、毎日欠かさず朝いちばんに観察していましたが、いっこうに咲く気配なし。 それが先月から急にぐいっと背丈が伸びて、つぼみもあちこちについて、そしてとうとう咲き始めました! |
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でもやっぱり青がいちばん。 スペイン語圏ではazulejoとも呼ばれるようですが、伝統的なタイルに多い青色からの連想でしょうか。 リマの温暖な気候なら、もしかすると一年を通して咲かせられるかもしれません。 そう思って、いま第二弾の苗を作っています。 |
すばらしい青のヤグルマギクより、もっともっと青いのが、カリフォルニア・ブルーベル。 これも初めて育てていますが、なんという青でしょう! |
マルバ(コモンマロウ)の赤紫も鮮やかです。 サラダにも使えるし、花はきれいな青色のお茶になるのも楽しいです。 (例の、レモンをしぼると目の覚めるような桜色に変わるハーブティです) いくらあってもいいので、これからどんどん増やします。 |
二年続きのエル・ニーニョで、九死に一生を得たチリ原産のブルースター。 花はかれんですが、そこはそれトウワタの仲間、じわじわと盛り返してきました。 これも今夏はうんと増やします。 |
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ラベンダー、イタリア風のコーヒー…と気分が盛り上がっていたところに、とても良いタイミングでプレゼントが届きました。 南仏にいらしたkotetsuさんからのお土産です。 開ける前からラベンダーの香りがして、もしやと思ったら、ラベンダーと山羊ミルクのかわいい石鹸が出てきました。 (ラベンダーも山羊ミルクも、わが家の現在の大流行品です!) ロクシタンのラベンダー石鹸などより、ずっと香りが新鮮で、手元に置いて嬉しくなでなでしているうちに、34年前の(34年前…ふと自分の古さに驚く…)イタリア旅行の記憶がありありとよみがえってきました。 初めてラベンダーの香りを知ったのは、その旅で立ち寄ったアッシジでのことでした。 |
そのときの写真は、ぜんぶ日本に置いてきたはずですが、なぜか宿六が数枚持っていました。 何かの話のついでにあげたのかな? |
静かな早朝のサンマルコ広場 ヴェネツィアは当時だってもちろん大人気の観光地、それも人出の多い真夏でしたが、少し早起きしただけで広場を独り占めできました。 今ではちょっとありえないことかもしれませんね。 これは大学合格のお祝いに、「海外旅行か、はたちの振袖と記念写真、どっちがいい?」と聞かれて迷わず選んだ旅でした。 とはいえ姉のときは、旅行と記念写真の両方だったので、すこーし期待はしていましたが、私がはたちになっても、写真を撮ろうという話はちらりとも出ませんでした。 私の容姿が姉より劣るからに違いない…と、当時は内心大いに拗ねていましたが、なんでも二度目は飽きる、というのが親の正直な気持ちだったのでしょう。 そういうちょっとした姉妹間差別?に、いちいち細かく傷ついていたことも、今となると我ながらおかしくてなりません。 本当は、周囲がそういう小さな差別、いえ区別を日常的にしてくれたからこそ、健全な自意識が育ったのだと思います。 またそのおかげで、推進力に欠ける私でも、「ここは私の場所ではないから、いつかうんと遠くへ行ってみよう!」という願望を育むことができたのだと思います。 あとになってみれば、すべてに意味がある、というのは本当です。 |
1983年ですよ、1983年…(ボウイのレッツダンスの年?) うしろの赤い車がいいなあ… 一瞬アルファロメオ?と思ったけど違いますね。 右奥の車は、たぶんボルボ? その旅はパッケージツアーでしたが、わずか四組の参加者だけで、みなさん上品で優しい上に、ガイドさんや添乗員さんにも恵まれて、途中からはまるで家族旅行でした。 写真は、果物満載のトラックを見つけたガイドさんのおごりで、みんなで道端でスイカを食べているところです。 手前のお兄さん(おぐしが薄めなので当時はおじさんと思っていましたが、今見るとお兄さん)は、バス運転手のビンチェンツォさん。 イタリア人とはとても思えない、物静かなおとなしい人で、日本人グループに完全に溶け込んでいました。 途中からは、ビンチェンツォさんの奥さんもさりげなーくバスに乗っていたりして、またそれを咎める人もなく(バスはがらがらでしたし)、まさに家族旅行でした。 でも奥さんは途中で飽きて帰ってしまい、その翌日の運転手さんのひどいガックリ顔と、それを指摘してからかうガイドさんの笑い声……なんて細かなことまで思い出します。 同行した四家族の皆さんとは、その後も長いこと、連絡をとりあっていました。 でも私が四年ほどウツでリマに籠っていたあいだに、はからずもご縁が切れてしまいました。 フィレンツェ在住の楽しいガイドさんも、私には良いお兄さんでした。 ときどき届くイタリアのカードには、男性操縦法など無茶苦茶なアドバイスが、ご性格そのままの踊る字体で書きなぐってありました。 メールもない時代ですから、エアメールのカードは本当に嬉しいものでした。 でもせっかくのアドバイスは、おくての私には長らく生かす機会もありませんでしたが、思い起こすと、なかなか使える技を伝授してくださっていたようです。 今からでも遅くない、宿六に応用せねば。 |
さて旅のさいごのハイライトは、聖フランチェスコのアッシジです! 遠方にアッシジがうっすら見えてきました。 (うーむこの色、コダックですねえ) |
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あいまいな記憶では、こんな畑の広がるところを、タクシーに分乗して、あちこち見物してまわって… 夏もそろそろ終わりという季節でしたが、まだラベンダーは咲き残っていて、ガイドさんが「あのきれいな紫の花畑、ラベンダーですよ」と教えてくれました。 そしてどこかの修道院の入り口(サンダミアンだったかも?)で、大きな籠を見つけました。 中には色とりどりの端切れで作った、薫り高いラベンダーのサシェが盛ってありました。近郊の修道女の手作りだそうで、横には小銭を入れる箱も置いてありました。 同行の女性たちはみんな喜んで買い求めたので、そのあとローマまでの旅は、いつもラベンダーの香りでいっぱいでした。 今でも鮮やかに覚えていますが、私が選んだのは青い細縞のサシェでした。 その布袋のさらっとした手触りが、kotetsuさんの石鹸を包む布と、まさに同じだったのでした。 あの旅では、とことん青いイタリアの空の下、大人たちにまじってほうぼうを訪ね、アッシジの夜景を見ながらカンパリソーダを飲む、なんてことも初めて経験し、人生にはこんなに豪勢な瞬間があるのだなあ…と、ひどく感動して帰国しました。 その後長らくイタリアぼけで、ぼーーっと過ごしてしまい、大学一年目の成績がさんざんだったのはもちろんです。 (あまり若いうちに行くべき国じゃないですね、だいたいがちょうどこのころから私に怠け癖がついたのよね…) 以来、ラベンダーはこの世でいちばん好きな香りです。 鎮静作用があるといわれていますが、私にとっては一瞬で19歳に戻ってしまう、わくわくするような香りです。 ラベンダー石鹸の澄み切った香りと、布包みの手触りのおかげで、こんなにたくさんの良い思い出が、丸ごとよみがえってきました。 アッシジのタクシーの窓から吹き込む、ラベンダーの香りの乾いた風まで頬に感じます。 kotetsuさんどうもありがとう! |
奇跡のようにすべてが楽しく、忘れがたいあの旅でご一緒したみなさんは、今頃どうしてらっしゃるかな。 懐かしく思いながら外に出ると、コダック色の夕景が広がっていました。 |
この夏さいしょの夕焼けです。 こんな日はいつも、スペインの空!と言って喜ぶのですが、この日は断然イタリアの空!に見えました。 |
マッチ売りのハシンタ猫。 年末なので片づけをしていたら、クリスマスらしい写真?が出てきました。 15年くらい前のものです。 今ではお猫様には新品の毛布が当然!ですが、当時はぼろぼろのタオルで包んで、そのへんに転がしていたようですね…以前は猫たちも、もっと謙虚でしたしね… あまりの情けない姿に、そばにマッチを置こうと言い出したのは、誰だったやら? その後十数年、はかないマッチ売りの少女とは大ちがいで、記憶にある限り、一食たりとも食いはぐれたことのないハシンタ様です。 |
もちろん食いはぐれないためには、それなりの日々の努力も必要です。 私が台所に立つと、すぐ配膳台下に集結する二猫様。なのでちゃんと二席お作りしてあります。 「先に食べるのは猫」が、わが家の鉄則です。 ま、どこのお宅でも、きっとそうでしょうけど… |
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ひさびさに猫から始めてしまいましたが、本題?に入ります。 こちらは私がとても苦手な、リマの年末風景… ぎらぎらと初夏の太陽が照りつける下、赤や緑のチープかつ暑苦しい飾りものが、ひときわうっとおしく見えます… あー寒いとこ行きたい… |
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画面中央を、さりげなく赤ダスキが歩いています。 週末は赤ダスキ、もしくは真赤なTシャツ着用、と決めている人、けっこう多いみたいです(うちの永吉君もそうだし)。 そんなに嬉しいのかあ。なんかうらやましいなあ… ところでデススターにしか見えない右の球体は、なんなんでしょう。 宿六含むスター・ウォーズファンのみなさんも、今はとても嬉しそうでうらやましいです。 |
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イルミネーションがLEDばかりになってしまったのは、さみしいですね。 つるっときれいですけど、深みのない光なので。 |
先日組み立て中だったクリスマスツリーも、LEDで極彩色に光るツリーになっていました。 この水色だけにすれば、夏らしくてすてきだったのに。 |
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paja toquilla(パナマ帽と同じ素材)のクリスマス飾り。 |
http://eltiempo.pe/tag/manos-de-catacaos/ http://walac.pe/catacaos-lanzan-campana-navidena-comprale-a-catacaos/ |
東京方面、この冬はとても寒いそうで、うらやましい限りです。 こちらはゆっくりと夏に向かっており、最高気温は25℃まで上がってきました。 アンデスの雨雲の影響で、曇ってうすら寒い日と、からりと晴れて暑い日が、だいたい数日おきにやってきます。 昨年のエル・ニーニョの猛暑と比べると、とても過ごしやすくて助かっております。 |
夕空にそびえるパネトン (ペルー版とど甘いパネトーネ) |
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奥のお店の壁も、明らかに国旗カラーですね リマ中がこんな感じですので、これから国旗色の赤い車もますます増えるのでは…という予感がしております。 前の日曜、BenavidesのスーパーWongから、レストランRodizioまでの3キロ弱を走るあいだに、いったい何台赤い車を見かけるか、数えてみました。 52台でした…すごい。 このさい、赤い車購入時に補助金を出すことにして、世界初の「赤い車ばかり走っている街」を目指す、というのはどうでしょう? リマは建物の色彩も様式もばらばらでまとまりがなく、また観光地としてはいまひとつポイントに欠けるので、これってけっこう名案じゃないかなあ? |
ミラフローレスのかわいいホテルの庭。 アンデス風小物で飾ってあります。 |
同じくミラフローレスの警察署前。 ここには、妙に「日本のおまわりさん」な像があって、いつも笑って見ているのですが(ペルーのおまわりさんには、こういう庇護者的イメージ皆無ですよねえ、見かけたらみんな遠回りしてでも避けるのが、ペルーの警察官だものね、だいたいがこんな色白で細い警察官、ペルーのどこにもいないわ...と言いたい放題ですが、それが言いたかったのではなくて)、そのお隣の忠犬像がクリスマス仕様に変わっていました。 |
犬といいますと… わが家のワン公は、今週、園芸店のフランクリン君にもらわれていきました。 どういうわけかまったく鳴かない犬で、ピットブル混なのに愛想も良すぎ、その上めっぽう気が小さくて、番犬としてはまったくお話になりませんでした。 でも「小さな家」の満里子さんと子供たちが喜んでいたので、やむなくペットとして飼い続けていました。 ところが子供たちはじきに飽きてしまい、ぜんぜん犬をかまってやらなくなりました。 永吉君一家がそばを通ると、退屈しきったワン公は、ひっくり返って必死に気を引こうとするのですが、だれも頭ひとつ撫でてやりません。ひどいっ! それどころか炎天下、じゅうぶんな飲み水すら与えていないことも多く、とうとう見るに見かねてわたくしが介入することに。 幸いにも、犬好きのフランクリン君にちょっと話したら、即日すっとんで来て、そのまま連れ帰ってくれました。 ワン公もしっぽをぐるんぐるん振って大喜びでしたので、本当にほっとしました。 フランクリン君は苗作りのため広い土地を借りていて、そこですでに五匹の犬を飼っているそうです。 これからはワン公も、毎日仲間と走りまわって楽しく過ごせることでしょう。 クリスマス&戌年前に、犬問題を解決できてよかったです! なお左の唐突なビールは、買い置きをワン公といっしょにフランクリン君にひきとってもらいました。ビールはグルテンたっぷりで、私たちはもうこわくて飲めませんので。 (でもまんなかのスペインのドングリビールだけは、一度試してみたかったです。 グルテンフリー療法を始める前に飲んじゃえばよかったなあ…) |
クリスマスは、どうしても何かよけいなものを買いたくなります。 そんなとき永吉君が、「うちはクリスマスツリーって、一度も飾ったことないです」と話していたので、これはいいこと聞いた!と、さっそく市場で小さいのを買ってきました。 高さ1メートルで飾りとイルミネーションつきで45ソル、というお買い得品ですが、飾ってみるとその古めかしさが意外とかわいいのです。 で、結局うちのクリスマスツリーも出すことになってしまいました、今年こそはやめたかったのですが。 永吉君はニッコニコ顔で、人生初のクリスマスツリーを抱えてうちに帰りました。 末っ子の瞳ちゃんが破壊活動を始めるまえに、ツリーと家族の記念写真を撮るよう、助言しておきました(笑) そうなんです、今年は瞳ちゃんの「ご活躍」がそれはそれはもうたいへんで、実にいろんなことがありましたが、クリスマス向きの話題ではないので年明けにでも。(頼むからもう少し教育してくれえ…) |
わが家でクリスマスツリーを心待ちにしているのは、宿六とハスミン猫です。 なら自分で出せば、と思うんですが、不器用できれいに飾れないのですよね…ハスミン猫も倒壊作業専門ですし。 でもそのハスミン猫もだいぶ大人になって、ツリー登攀は試みなくなりましたが、イルミネーションがあったかいので、夜は大抵ツリーのそばでがんばっています。 ハシンタ猫のほうは、寒地型らしく被毛が二重になっているので、あつくるしいツリーには寄り付きません。 |
どうせ飾るなら、少し食堂の雰囲気を変えたかったので、カーテンをキラキラの金色のにしてみました。バーゲンで調達した、インド綿のテーブルクロスなんですが(^^) まんなかを少し開いてリボンで留めると、台所の大混乱がうまく目隠しされてちょうどいいです。 |
クリスマスの飾りは、出すのも片付けるのもめんどうですが、部屋のあちこちに小さな光が灯っていると、やはり年末らしい華やかな気分になっていいものですね。 …と、毎年同じことを思い、「これからはイルミネーションは通年使うことにしよう!」と決めるのですが、1月2月の暑さに負けてすぐ回収することになります。 でも今は、一年中イルミネーションを使いたい気分です。バーゲンしているから、水色系のを少し買っておこうかな? |
年末のお楽しみ! さいきんスペインのAmazonがやたらと優秀で、DVDを注文したら三日でリマまで届き、腰を抜かしました。 スペインからですよ?!信じられない! 以前は数か月で届くならいいほうで、半年以上たってから黙って返金される(つまり何も届かない)、ということも多かったのですが。 今回はうんと笑えそうなテレビシリーズを選んだので、とても楽しみです。 Alli Abajo は、ひょんなことからアンダルシアのセビーリャで足止めを食うことになったバスクっ子と、セビーリャの人々との、カルチャーショック・ドタバタコメディ。 バスク語が意味不明なのはもちろん、アンダルシアなまりも相当のものなので、うちのスペイン語ネイティブも字幕付きで見ております。 Buscando El Norteも、やはりカルチャーショック・ドタバタコメディですが、こちらはベルリンで暮らす(大半は出稼ぎの)スペイン人とドイツ人のぶつかりあいを扱っています。 宿六の若き日の人生設計は、日本で数年出稼ぎして貯金を作ってから、奨学金をとってドイツに留学して哲学のお勉強をする、というものだったので、いろいろと感慨深く見ているようです。(その計画を台無しにしたのは、宿六の主張では私だそうですが、当時の私にそのような意図がまったくなかったのは申すまでもありません) こちらのドラマは、Alli Abajoよりも標準的なスペイン語でわかりやすいですが、なにぶん標準的なスペイン語ですので、ペルーでは聞いたこともないようなお下品な悪態ばかり覚えつつあります… いずれにしてもふたつとも猛烈におかしくて、毎晩笑いころげております。 いやあスペイン人って得意ではないけど、テレビで見るのは大好き(笑) なお三つめの Ministerio del Tiempo は、好きなタイムスリップもので、しかもスペイン史もちょっとおさらいできるドラマですが、これは年明けのお楽しみです。 |
もうひとつ、いつもYouTubeで楽しんでいるのが、TelemadridというTV局の番組です。 写真のMadrilenhos por el Mundo(略してMXM(笑))は、世界各地に移住したスペイン人…いえマドリードっ子の暮らしぶりを紹介する人気番組です。 さまざまな国の日常生活を、マドリードっ子の目(要はかなり偏った目のようにお見受けするわけですが…)を通して眺める、という二重のおもしろさがたまりません! ほかの番組もよくできていて、主にマドリードとその近郊を扱う Mi Camara y Yo や、時事問題が多い Reporteros 360 もおすすめです。 大抵の番組が、レポーター自身がカメラ抱えて取材する、という形で、おそらくは低予算だからなんでしょうけど、それがすばらしい臨場感をかもしだしており、その場にいっしょにいるような気分にさせてくれます。 このクリスマスは、クリスマス映画もいいかげんネタ切れなので、MXMのクリスマス特番など見てやりすごそうと思っています。 |
去年同様、今年も家のさまざまな工事に明け暮れました。 今月になってもまだやっていて、「小さな家」とわが家のあいだを区切る長い柵が、やっと出来上がったところです。 えーとその、これは、いわばハドリアヌスの長城みたいなもので、某幼児の侵略的破壊活動を押しとどめるために作ったのですが、いざ完成すると公園みたいな雰囲気になって、とても気に入っています。 |
やれやれ明日はもうクリスマスイブですね。 例年は、イタリア製のパネトーネを二個買うことにしていましたが、グルテンフリーを始めた今年はもちろん取りやめです。 でもかわりに試作したケーキ(アーモンド粉をベースに自家製パネトーネ香料を使い、イーストで少し発酵させた生地)が、思いがけずとてもおいしくて、万々歳です。もちろんパネトーネとはぜんぜん違うものですが、クリスマスらしい香りはいっぱいです。 今日はこれから、24日に焼くぶんを仕込みます。 うまくいったら、後日グルテンフリーのページでレシピをご紹介しますね。 今年は24日が日曜で、市場の買い出し日に当たっています。 なのでふだんどおり、外でお昼をすませ、夜はイベリコハムと山羊チーズ、サラダにこのケーキくらいを並べて、軽くワインを飲んで終らせよう、という心づもりです。とても気楽で嬉しいです。 皆さまもどうぞ、のーんびり楽しいクリスマスをおすごしください! |