2013年6月の「一服いかが?」その2
土曜日の現場。 中庭と玄関のタイル設置は、月曜には終りそうです。←終らなかったです(笑) |
先日見つけたペンキで、ためし塗りしてもらった壁。 かなり土壁風になります、いいですねこれ! なお、金曜日の暗雲その1は、エステバン師匠の仲介で、善後策を模索中。 暗雲その2(洗濯機)のほうは、なんとかごまかしつつ使っております… |
お皿からも画面からもはみ出す鶏のミラネーゼ風。 下には山盛りのごはん。 土曜日は、隣人となる猫番君夫妻と、現場近くでいっしょに食事をしました。 猫番君は、それはそれは静かなおとなしい人で、世間から理不尽な扱いを受けても、「言い争うよりは自分が…」と、すっと諦めてしまうようなところがあります。 そういう場面を何度も見て、私たちはいつもヤキモキしていたのですが、今回のパチャカマック移住の件では、いつになく強く決意を、それも一瞬で固めたようです。 先月、猫番君の意向をざっと確認したあとは、現場がとても忙しく、詳しく話す機会は全くありませんでした。 また猫番君も表情豊かなほうじゃないので、「もしかしてもしかすると、猫番君、気が変わったんじゃないかな」と、私はちょっと心配になってきていました。 ところが猫番君、レストランに座るなり、「来週か再来週に引越します!」と力強く宣言したので、驚くやら嬉しいやら。 今住んでいるアパートにも、契約は来月で打ち切ると、早々に伝えてあるそうです。 ただ私としては、猫番君の奥さん(マリアさん)の意向のほうが、ほんとは気がかりでした。 でも猫番君は、 「細かいことは全部僕が決めます、彼女のほうは気にしなくていいです」 と、なかなかのラテン男ぶりを発揮。意外な一面を見ました〜 …とはいえやっぱり心配なので、この日の四者会談とあいなったのですが、そこでマリアさんも大乗り気なことをめでたく確認。 じつはマリアさんとは初対面だったのですが(思えば彼女も私たちもずいぶん無謀ですが、それだけみんなが猫番君を信頼しているってことですね)、アンデス出身者の良い面は残しつつ、十数年のリマ暮らしのおかげか、話し方はてきぱきしており、これなら意思疎通もうまくいきそうです。 またパチャカマックの緑や小鳥や牛たちに、いちいち大喜びし、そういうところもたいへん気にいりました。 |
でも更にあとひとつ、心配症の私が気にしていたことがあります。 彼女は今現在、料理人として働いているので、掃除などの女中さん仕事はいやなのではないか、ということです。 しかしマリアさんはあっさりと、 「わたし、仕事には一切文句のないタイプなんです、あればあるだけ、なんでもやります、ご心配なく」 とのことで(ああなんて正しくペルー人的な返答でしょう…)、それもほっとしました。 たぶん、週三回ほどうちに顔を出してもらい、週末には猫番君に洗車やアルパカのブラシかけ??を手伝ってもらう、という程度かと思いますが、このへんは引越してみないとわかりません。 なので詳しい条件については、暮らしながら話し合って決めていきましょう、ということになりました。 猫番君の立場を守るため、ゆくゆくはちゃんと契約書も作らないといけませんね。 さてこれで私はすっかり安心しましたが、宿六には別の心配があるようです。 「数知れない甥っ子・姪っ子軍団が、もしかして全員ここに越してきてしまったらどうしよう…」 まあ確かに、アンデスではよくあることですが、猫番君は約束を杓子定規に(ちょっと行きすぎなほど)守る人なので、私はあまり心配していません。 それにうちは二人だけですから、たまにはペルーの次世代を担う若者たちに会うのも、楽しかろうと思います。 もちろん、その人数と頻度にもよりますけど(笑) 昼食後は、リマのアパートまでマリアさんを送りました(猫番君は領地を守るため?パチャカマックに残りました)。 道々マリアさんは、「うちの人は、お酒を飲まず、働き者で、まじめで、その上とっても大人なんです!」と、おのろけ全開。 そうか〜〜〜 猫番君、草食系と見せかけて、しっかり奥さん捕まえているじゃないの… ついでに馴れそめも聞き出しておきました。 三年ほど前、スーパーマーケットPLAZA VEAのレジに並んでいたら、猫番君が声をかけてきたそうです。 マリアさんは最初はなんとも思わなかったそうですが、だんだんと誠実さがわかって、ついには一緒に暮らし始めた由。 そうかそうか〜〜 猫番君PLAZA VEAで、要するにナンパしたんだ〜(いいこと聞いた…ふっふっふ) やっぱりペルー人はペルー人、真性の草食系なんて、いないのかもしれませんね。 ああこれからは、PLAZA VEA の前を通るたびに、笑ってしまいそうです。 |
ぜんぜん関係ないお話。きのうネットでレシピを調べていて、噴き出したミスタイプ。 「無縁バター」 これはちょっとすごいです……(^_^;) |
フェリックスさん制作の石の洗面台。 これも良い感じに、おさまるべきところにおさまりました。 きょう月曜日、いつものように夕方ばたばたと支度して現場まで行くと… あれっ?まったく人気がありません。 …あ〜〜〜っ、しまった! きのうは「父の日」だったのを、忘れてましたわ〜! 祝日の翌日も、サッカーの日と同様、自主休業する人が多いから要注意だったのに… 当然きょうは作業は進んでいないので、わざわざ行かなくても良かったんですよね。やれやれです。 そこにふらっと出てきたのが、忠義な甥っ子L君。 猫番君は、姪っ子のひとりをワヌコまで送り、別の姪っ子を連れてリマに戻るため、 …この一族の甥っ子姪っ子話を聞いていると、頭が大混乱してきます… きのう早朝に出立、代わりにL君が留守番をしているのです。 まあL君がちゃんといるのを確かめて、「なぜだか今日はだれも来なかったですね、キャハハハハっ!」という明るい声を聞いただけでも、行って良かったかな… |
コンチャン石油精製所の沖に停泊した船。 帰路のパンアメリカン道から。 石油タンカーと思いますが、夕方の霧の中の船というのは、なんだか旅情を誘われますね。 |
どんぐり一号は、小さいけれどしっかりした葉を開きました! どんぐりと葉っぱ、両方の形からして、クヌギかなあ?と思っているのですが。 もう少し育たないとわかりませんね。 |
どんぐり二号のほうも、こんな葉を出しました。 まだあまりに小さくて確信は持てませんが、なんとなくミズナラのような気がして、大いに期待しています。 もしそうなら、将来(かなり先でしょうけど)柏餅に使えますから! |
今日はみなさん、なにくわぬ顔で現場に来ていました。 「二日酔い治った?」と聞きたかったですが、よけいなことは言わずにおきました。 ランボイ君は、テラコッタ・タイルの床に、同色の目地を塗っています。 このあとよく乾かしてから、拭き取るのだと思います。 |
私の仕事場になるはずの部屋。 (50ちゃいになったら、私も仕事を始めようかと…) あとからセメント壁に穴をあけるのがいやなので、山ほどコンセントをつけてもらったのですが、うーん、ちょっとこれは多すぎたか。 現場にはまだたくさん、こまごまとした仕上げが残っています。 棟梁Gさんは、電気系統は別として、ほかは今週木曜に竣工!と言っていましたが、ちょっと無理じゃないかなあ? この件で宿六と賭けをしようと思いましたが、二人とも「無理」に賭けたので成立しませんでした。 |
二日間で、ワヌコまでバスで行って帰って来た猫番君。 お疲れのところお使い立てして申し訳ないのですが、玄関の二つの小窓を計ってもらいました。 意外にも、二つともほぼ同じ大きさで、さすが副棟梁Zさんの苦心作。 ていねいに何度も計りながら、セメントを塗ってらしたものねえ。 ここには木枠の窓でなく、ステンドグラスを入れようか…と考えています。 エステバン師匠はもう、手いっぱいですから。 |
昨晩、ステンドグラスに良さそうな八芒星のデザインを考えてみました。 濃い緑の八芒星は、イスラムの香りがして、また安定感もあって、いちばん好きな図形。 でもまわりに青のとげとげがくっつくと、そういえばインカ風にも見えますね。 縦横ななめの帯は、わざと色をずらしています、十字型が浮き上がって見えると落ち着かないので(私は吸血鬼か) バランコ地区にあるステンドグラスの専門店で、今度おいくらくらいか、恐る恐る聞いてみます… 予算が足りなければ、この窓にはとりあえず、板でも貼っておくしかないですね。 開けておいたら寒いですし、それに敏捷なハスミン猫が、きっとここから出ていってしまいます。 今日はいよいよ、現場疲れが限界まで来た実感! 一日くらい、台所をお休みにできると本当にいいのですが、疲れたときペルーの重い料理を食べると、もっと疲れてしまいますからねえ。 東京のデパ地下が恋しいなあ… あでも、あの雑踏をすいすい渡る元気も、今はないかも。 もし明日生き返れたら、また続きをご報告いたします。 |
昨晩の月。 |
きょうの現場の月。 六月とは思えない快晴の一日でした。 ヨレヨレですがなんとか行ってきました。 |
きょうは、猫番君、甥っ子L君、副棟梁Zさん、寒くないランボイ君の四人で、ひっそりと(…でもないか、大音響でmusica romanticaかけてたから…)仕事をしていました。 洗面所の目地塗りは終って、今は鋭意乾燥中。 でもまだ壁の目地は、まったく進んでいません。 |
駐車場の柱は、ここまで積んだところで煉瓦が尽きました。 あとはコンクリート部分をきれいに仕上げて、終りにすることに。 もうこれ以上、煉瓦買いたくないですので… いずれ(夏が始まる前に)木の屋根をかけるつもりです。インシャアッラー。 |
玄関先のセメント仕上げは、副棟梁Zさんの担当。 棟梁Gさんと、今後のことを電話で相談。 「あすからは、猫番君と副棟梁Zさんの二人だけで作業を進め、土曜日にすべて終る予定」だそうです。 うーん、残っている仕事量を考えると、とてもそうはいかないだろうと思うのですが… Zさんと二人きりになってしまう猫番君は、いちばん恐れていた状況に陥ってしまったようです〜 つねづね、 「Zさんのことは昔から知っていて、別に何も問題はないのだけれど… でも赤の他人であるおっさんと、同じ部屋でいっしょに休むのは、耐え難いです! やはり甥っ子たちとは違うから、完全に安心しては休めないです!」 とグチっていたのでした。それがよりによってZさんと二人きり。 で、Zさんのほうは、意外にもたいへんな怖がりだそうで、いつも一人で現場に取り残されないか、猫番君が帰ってしまわないか、夕方になると心配しているそうです。 あるとき、猫番君とZさんが小さな家で休んでいたら、夜中に何かのはずみで、炭酸水のペットボトルがしゅーっと音をたてたことがあったそうです。 その途端、Zさんは飛び起き、すごい早業で自分の荷物をひっつかむと、外に走り出たそうです。 蛇のような音を聞いて、lloronas(悔いを残して死んだ女性の亡霊たち)でも来たか、と思った由。 |
この盛大な散らかり具合を見ても、とても明々後日にすべて終るとは… おそらく、さいごに残る細々とした仕事は、ぜんぶ猫番君の肩にのしかかりそうな予感が。 まあ主な受益者でもあるわけですから、それも仕方ないかな。 賑やかだった現場から、もしみんなが一度にいなくなったら、さぞ寂しかったろうと思いますが、こうして一人消え二人消え…式に減っていくのは、心の準備ができて助かります。 しかもさいごは、工事の全工程に立ち会った猫番君が残るんですから、先々のことを考えると、なんとも心強いです。 |
タイルを水拭きして、はみだした目地を洗う準備をしている、甥っ子L君。 アンデスはもうとうに乾季ですが、まだ井戸の水量は下がっていないようです。 ところで、L君は髪を2ブロックにしています。 (後頭部から耳の上あたりまで刈り上げ、その上にかなり長い髪をふわっとかぶせています) まったく今は、世界中どこでも、同じような髪型がはやるのですね〜 まっその、髪がまだ多いうちにぜひやっときなさい、という種類のヘアスタイルですよね。 ラテン系は特に、30歳ごろを境に髪が激減する男性が多いので、なおのこと… |
六月らしからぬ澄んだ空に、santa rosita(燕)が舞い飛ぶ、静かなきれいな夕方でした。 |
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きょうは、宿六は仕事で一日外出。 そこで私は、大手をふって、現場行きサボることができました。 (運転手がいないんですから、あたくし参れませんわ、ということで(笑)) しかし、仕事中に「緊急で必要な材料が!」と呼び出された宿六は、ひとり背広で現場に行く羽目に。 そんなこととは知らぬ私は、パチャカマックの裏庭をどんなふうにしたいか、半日夢想しておりました。 まず、外部から侵入しやすそうなところには、ワランゴ(南米のアカシア)をみっしり植え込みます。 ワランゴには、鉄条網よりはるかに恐ろしい、長く鋭い刺が密生していますから。 それから、大半を枯らしてしまったポプラと柳を植えなおし、まわりに芝を植え付けて…と。 ここまでは、もしかしたら引越しまでにできるかも?しれません。 さて以下は、妄想領域です。 裏庭の右手奥には、多肉植物とティランジアの丘を作ります。 そのとなりはアンデスの果樹園で、できたら近くに、アルパカ夫妻のための小屋を建てたいですね。 手前のほう、私の部屋の前には、小さな桜の園を作ります。 そしてイチョウやどんぐりがうまく育ってくれたら、桜の向こうに順次植えていきましょう。 いっぽう台所から見えるところには、スペイン趣味の木々ばかりを植えたいです。 リマ(長年暮らしてみてやっぱり好きではない街…)にいることを忘れられるよう、リマ市内でよく見る木はできるだけ植えません。 役に立つワランゴと、薄紫の花がきれいなハカランダは例外ですが。 なんというのかな… 植民地時代はじめのリマのおもかげを、おそらくまだ少しは留めているパチャカマック。 そこに、昔ペルーに入植したばかりのスペイン人が、アンデスの植物に関心は持ちつつも、それよりはふるさとを恋しく思って作ったような庭を、再現してみたいんですよね。 更には、私の日本への思いも加味できれば、もう言うことありませんね。 |
玄関先のほうは、小さなpalmar(ヤシ林)にする、と早くから決めています。 いまひとつ好みに合わなかった11年のモロッコ旅行…でも一面のナツメヤシ林の眺めだけは、本当に大好きで忘れられません。 もちろん、こんなに植えられるほど広かないですが、とりあえず二、三本から始められたら… でもナツメヤシは、リマの園芸店ではあまり扱っていないようです。 南のパラカスあたりまで、トラック雇って探しにいかないとならないかもしれません。 |
こちらもモロッコで見た、ミニチュアのカスバ。 レストランの中庭を飾っていて、いい感じでした。 これもいつかまねしたいなあ。 アヤクーチョの焼き物の教会(のうんと古風なの、最近出回ってるアクリル絵具染めの偽物ではなく)や、日干しレンガを使って、アンデスの集落のミニチュアを庭の一隅に作ったら、味があるでしょうね〜 そして、もう霧雨の心配のないクリスマスごろになったら、幼子イエスや仔羊や、アンデスの踊り手の人形を飾りつけて、ろうそくの火なんかも入れて…… 私やっぱり、相当疲れているのかな… 植民地時代に十年後のクリスマス?と、あちこちへ意識が飛んで、戻って来れなくなってます。 今日はもう休みましょう… |
今日は霧雨。とても寒いです。 小雨よりもっと細かな雨粒なので、油断するとたいへんです。 あっというまに服にしみ通り、気づいたときにはびしょぬれですから。 顔見知りのパン屋さんも、わかめのように濡れそぼった髪でとぼとぼ歩いていて、気の毒でした。 でも厚着のアルパカたちは大丈夫そう。 今日はまた、先週とは違う色・柄のがつながれていました。 早く草地のあるおうちに引き取られるといいね! |
壁のトラバーチンの目地塗りをする、棟梁の息子のA君。 この子もいつ会っても笑顔ですねえ。 ペルーのいちばん良いところは、仏頂面の人が少ないことですね。 現場は二人体制になる…はずでしたが、残っている仕事が多いため、今日は五人来てました。 寒くて本当に寂しいので、2ブロックのL君や、ちょっとモヒカン入ってる?A君とまた会えて嬉しかったです。 (きっと来年はまた、隣人の工事のために、みなさん打ち揃ってやってくると思いますけれど) |
あれ猫番君も、髪型変えた? 棟梁Gさんは、 「弟は夏はストレートだけど、冬は頭部の保温がよくなるようにパーマをかけるんです」 と真顔で言うのですが、ほんとかなー 羊じゃあるまいし… 本日の差し入れは、鶏肉のエンパナーダと、チャンカイ。 (チャンカイは、卵と茶色いお砂糖、アニス、バニラ、オレンジの花のエッセンスなどを小麦粉に混ぜて焼く、薄甘い菓子パン) |
棟梁Gさんは、ほんと何でもおいしそうに食べますね。 「こういう現場、また見つからないかな〜」だって。 うしろのロマスは、今日は霧で何も見えません。 きっとぼちぼち、アマンカイのつぼみが頭をもたげ始めているころでしょうか。 毎日、目の前まで来ているのに、行くひまがないなあ… |
ポーチの端をセメントで整えたり、柱のすそにタイルを貼ったり、今日も寒い中、細かな仕上げ作業が続いていました。 …このうち、なんか全体的に「とても赤い」ですね… 曇り空のせいか、壁がテラコッタというよりピンクに寄って見えるのも気になります。 ←特に、雨に濡れた中庭のタイルは、こんなに赤くてびっくり! 今日みたいな寒い日は、暖かい感じでわるくないですが、暑い晴れの日はどうなってしまうのか、心配になってきました。 まあ赤すぎたときは、白いゼラニウムの鉢でも並べれば、冴えた対比で少しはすっきりするかな?? |
霧雨にけぶって、今夜は妙にきれいに見えていた、コンチャン石油精製所のあたり。 あすはまた現場です。 門から駐車場までの、かんたんな車道の位置を決める予定です。 その工事が済んだら、今度こそGさん担当分は竣工… のはずですが、そのあとはコンセントや照明器具・蛇口類を探してR君に設置してもらったり、園芸店に芝の見積もりを頼んだり、エステバン師匠にハッパをかけたり… まだ当分は、家一色の日々となりそうです。 どうか皆さまも、今しばらくおつきあいくださいまし。 |
きょうは、門から駐車場までの、車道の位置を決めました。 この期に及んでの新たな出費は、たいへんきついのですが、ここはもともと農地。 ひとたび本気で雨が降れば、地面が泥の海と化してしまいますから、舗装するより仕方ありません。 蛇行する白い線は、棟梁Gさんが中腰で後ずさりしながら、石膏を少しずつ落として引きました。 さいしょに家の位置を決めたときも、こんな感じでしたねえ… ああ、なんてテキトーなんでしょ… 考えようによっては、ペルーならではの贅沢と、言えないこともないですけれど… 車道の左側は、生垣で仕切って、猫番君の庭になる予定です。 途中から右に伸びる小道は、家の玄関まで続きます。 舗装方法は、まず軽く盛り土をしよく突き固めてから(もちろんすべて手作業)、その上に薄くafirmadora?なるものを敷き、そこに石を並べるだけ、だそうです。 石屋のフェリックスさんのところに、切り落としの石板(形や色が不ぞろいなもの)があり、お手頃価格だそうなので、たぶんそれを使います。 Gさんによると、この工事は、五人体制で二週間かかる由。 もうしばらくお祭りが続くことになった、みたいな感じで、私はまんざらでもありませんが、早く家族と落ちつきたい猫番君には気の毒ですね… でもいつまでも土埃まみれで暮らすわけにもいかないので、やむをえません。 |
雨が乾いたら、昨日ほど赤くはなくて、一安心… さて中庭では、新たに発覚した問題について、棟梁Gさん、猫番君、甥っ子R君が、鳩首協議中。 この水盤にたっぷり水を満たすには、モーターの位置が低すぎることに気づいたそうです。 も少し早く気づいてよ…(^_^;) でも、つねづねR君が言う通り、解決法はちゃんとあるのです。 A案・水盤の煉瓦を一段けずって、水面じたいを低くする。 B案・モーターを床面より高いところに設置する。 A案のほうが簡単そうなので、そっちでお願いすることにしました。 Gさんたちには内緒ですが、これは私には、都合のいい変更です。 この機会に、どうしても気になっていた水盤の形を、ちょっと直してもらいましょう♪ すでに完成したものを、直せとは言えなかったのですが、どうせ半分崩すなら、手間に大差はないでしょうから。 ラッキ〜! |
いつものようにGさんとの立ち話が長引いて(酒癖のわるい人を雇っているとどんなに大変なことに巻き込まれるか、という経験談を拝聴していました)、夕方のへんな時刻に近所の鶏屋さんへ。 宿六はステーキを嬉しそうに平らげましたが、私は今回も、油脂の多さに途中で討ち死に。 |
鶏もジャガイモフライも、なかなかおいしいんですけどね… どうも当地のサラダオイルが苦手です。 いえ、質の問題ではなくて、単に使いすぎてるだけでしょうね。 家に帰ってすぐ、消化を助けるためにリンゴを食べました。 こういうとき、パパイヤがあればもっと効きますが、リンゴもわるくありません。 |
うちの近所で猫発見。よく見るとかわいい顔をしています。 パチャカマックでもこのへんでも、野良猫さんはたしかに年々増えています。 |
先日、船便で届いた本。 『同潤会のアパートメントとその時代』 今はもうない私のふるさと、代官山の同潤会アパートについて、大正時代の建築計画の発端までさかのぼった詳細な本で、図面も多くて読むのが楽しみ! (でも今は時間がない…) いずれパチャカマックの家に落ちついたら、代官山時代の記憶は、じっくり掘り起こしてみたいです。 6歳で引越してしまったので、ぼうっとした夢のような記憶しかありません。 でもそのぼうっとしたところも、7歳上の姉に聞けば、正確な意味がわかりそうですから。 私は小さかったおかげで、家の恐ろしいほどの古さ、狭さ、不便さ(昭和はじめの家ですもんね)、それはほとんど覚えていません。 かわりに周囲の鬱蒼とした緑と、日本とも外国ともつかない不可思議な建物群のことばかり思い出します。 藪も多くて、日がな一日、バッタやヘビイチゴやシャガの花なんかを探して遊んでいました。 この都心の田舎育ちの経験が、私をパチャカマックに引っ張っていったのかもしれませんね。 |
パチャカマックに向かう途中で。 (白鷺?のようでしたが、こんなきれいに並んで飛ぶものかな??) 今週はパチャカマックの家の、電気関連を一気にやっつける予定です。 月曜日。コンセントやスイッチを買いに行きました。 図面を見ながらリストアップしたら、コンセントが45個に、スイッチは29個… この写真のように、お金がひらひらひらひら飛んでいきます…… |
現場ではさっそく、車道の盛り土が始まりました。 猫番君一家が予定どおり今週末に引越せるよう、作業の人を増やして早く終りにできないか、棟梁Gさんに相談してみましたが、難しいそうです。 というのは、一、二週間程度の短期の仕事には、みんなあまり来たがらないからだそうです。 確かにそうなんでしょうね、今は現場の仕事は、いくらでもありそうですもんね。 まあここは、主な受益者である猫番君に、三人分くらいがんばってもらいましょう〜、ということに。 |
以前、この壁を作った土地ころがし屋のPさんは、勝手に煉瓦の上からセメントを塗りたくってしまいました。 「そういう仕上げはきらいなので、やらないでください」と、私からはっきりお願いしたにも関わらず(怒)。 おそらく、「出来上がりを見たら気が変わるだろう」くらいに思ったのでしょうか。 もちろん私たちは抗議しましたが、ちゃんと直すと約束したまま、三年が経過。 今それを、猫番君にトンカチではがしてもらっているところです。 この一件さえなければ、きっとPさんに家の建築を頼んでいたと思います。 そして棟梁Gさんとは会い損ね、大いに苦労したでしょうから、今となるとありがたい壁塗り事件です〜 |
今まで知り合ったペルーのガテン系には、Pさんみたいに、女性の言うことを完全無視!するタイプがけっこう多かったですね。 (よくそれで商売できるなあ…と呆れますが、ペルーの心優しい女性たちが、何もわかっとらん男性たちを許してしまっている、という面もあるのでしょうね) 今回もそういう手合いがうじゃうじゃ出てくるのでは…と、私は大いに警戒し、最初のうちは現場に寄りつかないようにしていたくらいです。 でもそれはまったくの杞憂でした。 特に、「一見いかにもPさんタイプ」に見える(失礼)副棟梁Zさんが話しやすい人で、例の水盤の手直しの件も、「あ〜なるほど了解了解」と、いやな顔ひとつせず、すぐ作業にとりかかってくれました。 |
日がとっぷり暮れてから、パチャカマックのチチャロン(豚のから揚げ)屋さんの前を通って帰ります。 |
近くではいつも、道端に魚やカニを並べて売っています。 海からほんの2キロくらいのところだものね、新鮮なんでしょうね。 |
婦警さん大集合。 エモリエンテ(ペルー版ハーブ&ホット麦茶みたいなの)とサンドイッチで一服中。 火曜日。 きょうは一気に、三十か所分の照明器具を揃えました。 よくはかどりましたが、ソルの大きなお札がひらひら〜…(;_;)/~~~…で、脱力感も大きいです。 すべてハロゲンランプの、あっさりしたデザインの灯りにしました。 暖かみと華やかさがあるハロゲンの光、大好きですし、手持ちの(むかし古物屋さんで買った)照明具ともけっこう合うからです。 ただ、そのうちハロゲンが製造中止になったら?というのが心配でしたが、今はハロゲン型のLED球がちゃんとあるんですね、知らなかった〜 万一ハロゲンがなくなっても、照明具をそのまま使えるなら、安心です。 LEDの光は苦手なので、そんな日は永遠に来ないことを祈りつつ… でも電気料金しだいでは、部分的にLEDに置きかえるのは、ありかもしれません。 |
時間がなくて、お昼はまた外食。 一ヶ月後に迫ったkotetsuさん来秘時の下見を兼ねて、La Pancaというアンティクーチョの専門店へ。 評判通り、絶妙の焼きかげんでした。 |
食後は、山のような照明具や、追加購入したテラコッタ・タイルを車に積み込み、よたよたとパチャカマックへ。 …と、その前に、花火屋さんにひっかかりました。 冷やかしで聞いてみたら、花火満載の張りぼての牛さんは、100ソルだそうです。 また「カスティージョ」の出張点火サービスも、請け負っているそうです。 |
点火前のカスティージョ。カハマルカにて。 カスティージョというのは、こういう素朴な仕掛け花火のこと。 アンデスのお祭りには欠かせません。 |
点火するとこんなふうに。 意外に凝ってて、楽しいんですよね。 カスティージョの場合は、一段ごとに100ソル、だそうです。 「なんのお祝いですか? ご家族ご友人の集まりなら、5メートルくらいにすると見栄えがしますよ〜」とのこと。 庭でこんなことができたら、楽しいでしょうね、お友達がたくさんみえる機会があったら、ぜひやってみたいです! 昼はパチャマンカ、夜はカスティージョ。もちろん楽隊も呼んで、こってこてのアンデス風パーティ。 わるくないですね〜 |
この張りぼての牛さんは、デザインが秀逸。 雄牛の背にコンドルがのって、ヤワル・フィエスタですね。 花火なしの張りぼてだけでも販売可、だそうです。 インテリアにちょっといいかも? (あ〜うちはだめ、猫が破るわ…ざんねん) |
暗くなってから現場に着くと、きのう石屋のフェリックスさんに注文した舗装用の板が、もう届いていました。 あとこの四倍くらい必要で、それは順次届くそうです… 形も厚さもまちまちで、これを平らにきれいに並べる作業、かなりたいへんじゃないのかなあ… |
帰路、あちこちに貼りだされた闘牛の広告が気になって、パチリ。 パチャカマックの郊外レストランで闘牛をやるらしいのですが、ちゃんと囲いがあるのかな? 今度の日曜か〜 時間があったら覗いてみたいけど…時間はあっても気力はなさそう。 さて明日も、残り少ない気力とお財布をふりしぼって、がんばるといたします。 (いえもうほんと、いろいろ大変なのですが、いまさら立ち止まれない、という状況でございます…) |
差し入れを買いに寄った、パチャカマックのパン屋さんで。 目の覚めるようなケーキ… 日本人の色彩感覚も大したことないですが(とくに江戸期以降)、ペルーも相当のものですよね〜 |
わんちゃんケーキもありました… もし日本人だったら、もっときっちり犬を作り込むでしょうね。 そのへんは、ペルーの脱力気味の悪趣味のほうが、むしろ好きかも。 |
現場に着くなり、できたてのセメント仕上げを踏んでしまった宿六。 すぐ副棟梁Zさんに謝罪しましたが、Zさんは涼し〜い顔で、コテひとつであっというまに直してしまいました。 どうもこのへんの技術があると、現場ではお給料がいいらしいのです、棟梁Gさんのお話によると。 |
天井が傾斜しているので、灯りはこれでいいのか心配でしたが、ハロゲンランプで問題ないようです。 私の部屋が、画廊みたいに明るくなりました。 というか、ちょっと明るすぎですが、机の位置がまだ決められないので、とりあえずあっちこっちに灯りをつけておきました。 |
書庫の照明。 たぶん天井に光が当たるように、向きを変えたほうがいいですね。まぶしいので。 アパートより天井が高いので、これからは電球交換が大変そうです。 知人が以前、「電球が切れたときだけ、離婚したことを後悔するわ、ほっほっほ」と鷹揚に笑っておられましたが、こういう電球交換がむずかしい家は、少しは離婚防止に役立つでしょうか…… 本棚は、壁と同じ淡いテラコッタで塗るつもりですが、まだ思案中。 |
猫番君のおうちも、裸電球を照明具にとりかえたら、ぐっと家らしくなりました。 アンデス出身の人はふつう、影のできるハロゲンランプより、もっと満遍なく照らす灯りを好むようなので、ためしに電球型蛍光灯を使ってみました。 それが図星だったらしく、猫番君たいへん満足そう。 私がかねてより敵視している電球型蛍光灯ではありますが、以前よりだいぶましな光になりましたね。 やっぱりたまにはお店も見ないと、取り残されますね… |
エステバン師匠のところから、窓や扉(の一部…)が届いていました。 思った通りの仕上がりです。さすが師匠。 |
取りつけは今週末の予定です。 それで夜も作業できるよう、照明の設置を急いでもらいました。 こちらは冬至で、いまいちばん日が短い時期ですので。 照明器具はまだまだ足りませんが、少し変わったものがほしいので、古物屋さんをまわったり、ガラス加工店で相談したり、時間をかけて探してみます。 たぶんこういうのが、家作りのいちばん楽しい段階…なのかもしれませんが、その段階が二、三年は続きそうなのが問題です。 (灯りや窓、カーテンなどがすべて揃うのに、数年はかかりそう、という意味です…(-_-) まあペルーなら、ごく普通のことではありますが…) |
車のガラスについた水滴。 リマの雨はあまりに細かくて、ガラスの上でも滑りおちないのであります! 去年の12月、「やっぱり東京の乾いた寒さは格別だなあ」と思いましたが、リマの冬が巡ってきてみると、こちらも別の意味でじゅうぶん寒いです…ぶるぶるぶるぶる。 外気温は最低でも15℃はありますが、湿度は90パーセント台。 えもいわれない湿った寒さです。 最高気温5,6℃の東京滞在時と、ほとんど同じ服装で震えております〜 |
今年は雨が多いので、向かいのロマスも、今頃はもうこんな感じでしょうか。 香り高いアマンカイの花畑、見に行きたいなあ。 パチャカマックの家からは車でほんの5分くらいなのに、その体力が残っておりません… |
現場では、りっぱな石畳が忽然と出現していて、驚きました。 なんというか、もうちょっと気楽な(いいかげんな)仕上がりを想像してました。 「田舎風にぱぱっと石を並べますから」(正・副棟梁談)というのが、まさかこんな丁寧な仕事だったとは! |
石の板を固定するために、砂とmezclaなるものを水で練る、アヤクーチョ出身のAさん。 Aさんもそうですが、この現場では、「数ヘクタール級の地主さま」が何人も仕事して下さってるんですよね。 よく考えると豪勢ですよねえ〜 |
こういう細かい仕上げとなると、もちろん副棟梁Zさんの出番です。 まず、一辺がまっすぐ切断された石を選び、それを壁ぎわと外周ぐるりに敷きます。 次いで、石を割って適当な大きさにしながら、中をきれいに埋めていきます。 石の板は厚みもばらばらなので、平らになるようきれいに埋めていくのは、かなり面倒な作業と思います。 さすがインカの末裔! |
家の中には、エステバン師匠の窓枠・第二段が届いていました。 今日も行き違いになって、会いそこねてしまいましたが、明日から取りつけ作業を始めるそうです。 窓や扉の色は、部屋によって、焦げ茶と灰緑を使い分ける予定です。 今のアパートはすべて焦げ茶色なので、少し変化をつけようと思って。 |
猫番君は、台所の煉瓦の継ぎ目を白く塗っています。 |
ふと気付くと、煙突も同様に塗ってありました。あららら… ほんとは全体を真白に、イスラムスペイン趣味に仕上げたかったのですが、伝わってなかったみたい。 猫番君は、「瓦を割らずに屋根の上を歩く名人」だそうなので(ついにうちの猫が憑依したか?)、後日ひまそうなときに塗ってもらいましょう。 この派手な色だと、サンタさんの小道具にしか見えないですもんね。 なんて言っていたら、日本式クリスマスケーキ(柊の葉や銀色のアラザンを飾ったの)が食べたくなってしまった… こういうふうに発作的にお菓子がほしくなっても、リマには市販品でのどを通るようなものは、な〜んにもないですから、ダイエットには本当にいい街です。あ〜あ。 |
きょうの現場では、寒くないはずのランボイ君も、ついに長袖に!! やっぱりこの冬は特別に寒いのね、と妙に納得。 ランボイ君は、駐車場の柱に煉瓦を足しています。 途中で煉瓦が尽きて、そのままにするつもりでしたが、副棟梁Zさんが「これじゃみっともない、あと70個だけ煉瓦買って下さい」とおっしゃるので、ご意見に従うことにしました。 |
車道の盛り土作業もだいぶ進みました。 道の向かって右側は、猫番君の庭になる予定です。 なかなかわるくない広さが確保できて、猫番君ご満悦。 ここで鶏を飼ったり、ちょっとした野菜など作ってみたいそうです。 そうそう、家の内でも外でも、殺虫剤の使用は禁止、というのは、早めに伝えておかないとなりません。 虫よけは、コパイバ樹液とニームオイルでじゅうぶんなはずなので。 |
石畳もどんどん育っています。 こ、これは、私の家にはちょっとご立派すぎたかも…… 家の見栄えが、ぐっと良くなった気がします。 でもそれだけではなく、芝のかわりに石を敷くことで、家の周囲への水撒きを減らし、家を長持ちさせる、という目的もあります。 |
インカの末裔のお仕事に、今日はA君(棟梁Gさんの息子)も参加。 A君はいつも、コモ・セ・ジャマ…というのをあちこちに挟んで話す癖があるのですが、その「セ」が「シェ」となまって、なんだかかわいいのです。 「えーと、なんて言うんしゅか、明日の支払いの件なんでしゅけど〜」みたいな感じでしゃべります。 |
宿六の仕事部屋に、窓枠が入りました。 この部屋は玄関わきにあります、宿六には玄関番も兼ねてもらうつもりだからです。 そして私の仕事部屋は、ここからいちばん遠い、対角線上にあります。 食事のとき以外は、互いの顔を見ないで仕事に打ち込めるよう、間取りには工夫を凝らしてあります… |
あまりの寒さに、毛糸帽にマフラーぐるぐるまき、レインコートも着込んで作業する、エステバン師匠の弟のサンティコ君。 あたりが暗くなると、ペルーイシチドリ君(写真左)が賑やかに啼き交わしながら飛び立ちます。 うちのイシチドリ君はいなくなってしまいましたが、現場の騒音をきらって近所に移住しただけのようです。 今はワヌコで芋掘りをしている甥っ子I君(ずっと現場の番人をしてくれていた若者)は、現場のイシチドリの巣を、とても大切にしていたそうです。 あるとき、誰かがいたずらで卵を持ち去ってしまうと、 「いったい誰があの鳥の卵を持って行ったんだ? 雛を楽しみにしていたのに! ちゃんと鳥に返さなくちゃいけない! 卵を盗んだのは誰だ!?」 と、えらい剣幕だったそうです(アヤクーチョ出身のAさん談)。 甥っ子I君は、自然やアンデスの村の風情を愛する、若いのにしんみりと物静かなところのある、いまどき珍しい若者でした。 リマ滞在中は、いつも叔父の猫番君のところに居候するらしいので、きっとまたちょくちょく会えるでしょうけれど、思い出すとなんだか懐かしいです。 あ〜それにしても長い夏でした… |
土曜はまた祝日(聖ペテロの日)でしたが、現場は通常通りというので、ハンバーガーを差し入れすることにしました。 十年ぶりくらいに入ったリマのハンバーガー店… サービスの遅さは、以前となにも変わっていません。 昼どきというのを割り引いても、8個買うのに25分では、もはやファストフードとは呼べませんよねえ。 店員さんは一所懸命でかわいいんだけどね… |
ペルー趣味のメニューもいろいろ。 |
猫番君のぼっち飯。 せめて壁に向かって食べるのはやめようよ… ときどきペルーの人は妙に日本人。 |
台所では、師匠一行が窓枠の取りつけ作業中。 窓の穴は、下のほうと上のほうで幅がだいぶ違ったりするので(笑)、枠を削ってぴったりに仕上げるのは大仕事。 とても時間がかかります。 |
「この星は特に良くできた」とご機嫌なエステバン師匠。 私は絵を描いて渡しただけですが、じっさいにやってみると、継ぎ目の処理がたいへんだったそうです、すみません… |
現場を見て回ったら、予想通り、あちこちの壁が破壊されています。 師匠いわく、「セメントに浮きがあったらしく、窓を取り付けていたら、自然に落ちた」… まあそういうことにしておきますか! 仕上げのペンキ塗りをあとまわしにして、正解でした。 |
煙突はもう白くなってました。 良かった、このほうが落ちつきます。 |
あれこれ打ち合わせをしてから、近所で食事。 素材がいいので、おいしいことはおいしいですけど… たまには懐石料理とか繊細な中華料理とか食べたいなあ(涙)どこにもないけど。 |
未来のわが家は、野外レストランが林立するただなかにあります。 一見便利そうですが、どこも結局、同じようなものしか出さないのでねえ… |
またパチャカマックの広場には、毎週末、甘いものの屋台がたくさん出ます。 野外レストランでおなかいっぱい(主に揚げものを…)食べてから、こういう屋台にまた座る、というのが、人気の休日の過ごしかたのようです。 そりゃどうしても太りますわね… |
荷台にスパニッシュ・マスティフの白を載せて、展示販売?している車を見かけました。 私は犬はよだれが苦手ですが、この犬種は超大型のわりによだれが少ないと聞き、気になっております。 番犬としては、怖い顔のシベリアンやドーベルマンも考えましたが、ほかの動物と同居させるには、家族に優しいスパニッシュ・マスティフのほうが理想的かも? フェニキア人がどうこう、という犬の歴史もたいへん好みだし… 宿六いちおしのジャーマン・シェパードともども、将来の夢の犬の候補です。 念のため電話番号控えておこう… |
←写真は、園芸店のトラックのサイドミラー。 過去になにかあったのかな? 二度と盗られんぞ、という強い意志を感じます。 お犬様に会ったあと、近所の園芸店のフランクリン君と、芝についての相談。 こちらで一般に grass americano と呼ばれている常緑の芝(別名 el pasto San Agustin、学名 Stenotaphrum secundatum)が、丈夫でお勧めだそうです。 世話さえまちがえなければ、5,6年はもつとのこと。 費用のほうは、1平方メートルあたり、植え付け作業代込みで、大特価7ソル(約250円)。 ホームセンターだと、芝だけで7.5ソルなので、たしかに大特価です。 猫番君の家とわが家を仕切る生垣は、柘榴を考えています。 これは1本5ソル(約178円)。 もし実がたくさんついたら、猫番君が門前で売ったり、グレナディン・シロップを作ったりするといいでしょうね♪(皮算用) 泥棒よけに植えたい、刺だらけのワランゴは、1本1.5ソル(約53円)と安いです。 が、苗が小さいため、200本くらい必要になりそうです… ぜんぶ育ったら(きっと育つと思いますが)、難攻不落の城ですね… 結局この日は、帰路の道ばたの魚屋さん以外は、みなさんふつうに働いていました。 カトリック教徒にとって、聖ペテロの日は大切な祝日のはずですが、ペルーでは主に漁師さんだけが祝うのでしょうか。 |
どんぐり君、その後。 どんぐり一号は、つやつやした葉を広げました。 |
どんぐり二号は、ミズナラらしさが濃厚になってきました! 4,5個ほど芽を出したギンナンは、寒さのせいか成長はゆっくりになりました。 葉は緑のままで、じわじわと茎を太らせています。 |