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2011年10・11月の「一服いかが?」



2011年10月19日(水)
<露けきロマス…にぎりぎり間に合いました>
DHLには(また)怒ったぞ!


2011年11月11日(金)
お掃除ロボット 導入!
これはおいしい! ルクマのアイスキャンディ


2011年11月15日(火)
不覚の「車上荒らし」遭遇事件 顛末記
ペンギンの海> Sony500ミリレンズの撮りおさめ…(涙)
ハスミン猫の誕生日



2011年10月19日(水) 午後11時半の室温23℃ 湿度62% 曇り
<露けきロマス…にぎりぎり間に合いました>


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 今年は霧雨がとても多く、ロマス(沙漠地帯の丘に冬季のみ発生する緑地、「沙漠の花園」)はたいへんな当たり年。
 リマ市内の乾ききった岩山まで、鮮やかな緑に染まるほどの、「すばらしい異常気象」の年でした。


 ただ惜しいことには、「あいにくの快晴」が多かった九月に、早くも枯れ始めてしまい…
 でも先週はじめの冷たい雨のあと、思い立って朝がた行ってみると(こういうとき自由業はいいな)、かろうじてまだみずみずしさを保っていました。
 今年さいごの機会に、なんとか間に合いました。


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トマトの野生種。

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水滴がとりわけ引き立って見える、フマリア(Fumaria capreolata)の花。

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ジャガイモの野生種。
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 例年ロマス歩きをする時期より、だいぶ遅かったので、いつもは咲いていない花二種を見ることができました。

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 名前、どこかに控えたんだけど見つからない…
 きょうは一日DHLに怒っていて(後述)くたびれたので、テキトーな更新です。
 あとで気が向いたら植物名を(わかる範囲で)書き加え…るかもしれません。


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 週はじめの人気のないロマスは、やはり格別です。
 清らかな水滴の中に入りこめそうなくらい、心静かに草花を眺めることができました。

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丈の高いロマスのベゴニア(Begonia octopetala)
年々たいへんな勢いで増えています。


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ルリハコベちゃん(anagallis arvensis)

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 十月になると、ロマスを埋め尽くして咲くセンニチギクの野生種。
 ペルーでは、葉っぱを食用にはしないみたいですね。


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さわると痛い ortiga は、盛りがもう終っていました。

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 palo-palo(Nolana humifusa)の花。

 「露けし」とか「花野」とか、秋のことばが似合うロマスですが、でも本当はこれから夏を迎えるんですよね。
 もう十数回、リマの季節の巡りを見てきたのに、どうしても日本の季節感にとらわれてしまいます。


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varita de San Jose (Anthericum eccremorrhizum)の清楚な花。

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 alfiler(Erodium cicutarium)はロマスの花と思っていましたが、どうもヨーロッパ原産のようです。

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 三時間の散策に、辛抱強くつきあってくれた犬。
 「今はうちで飼ってるけど、もともとロマス生まれで、ロマス歩きが大好きな犬なのよ」とロマスの管理人さんから聞いて、思い出しました!
 2008年にロマスの岩の間で暮らしていた、仔犬たちのことを(右の写真)。


 あのときの仔犬とは脚の色がちょっと違うので、たぶん前か後かに生まれた兄弟なのかな。
 湿ったロマスに暮らす仔犬たちは、見るからに寒そうで、どうしたかなあと気になっていたのですが、それぞれがロマスのふもとで引き取られたらしく、ほっとしました。


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ロマスのささやかな「紅葉」

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アニマルプリントのようにも見えます。

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タバコの野生種。tabaco silvestre (Nicotiana glauca)

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小菊の綿毛もぬれそぼっています。
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ロマスでいつも会う蝶々。
ルリボシヒメアカタテハ(Vanessa carye)というらしいです。
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 粗いデジタル画像みたいに見える蝶の鱗粉。
 名前のとおり、ほんとに「瑠璃星」が四つありますね。


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 うっすらと青みを帯びた(ように見える)シロチョウ。
 懐かしい日本のモンシロチョウのことを、ひさしぶりに思い出しました。
 アリパトガリバシロチョウ(Leptophobia aripa)…らしい?ですが、にしては下の翅の黒ぶちが足りないような?


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 ロマスの季節はもう終りですが、これからは雨季のアンデスで、みずみずしい草花を見ることができます。
 さいきん家にこもってばかりでしたが、近場へのドライブ、少しまめにしなくては。


<DHLには(また)怒ったぞ!>
(以下ただのつまらないグチです、特に読むに値しないと思います、写真のところだけご覧ください)



 さてこのロマス遠足の日、帰路にとてもいやな事件に遭遇し(委細はぜんぶ解決してからお話を…)、ぐーっとストレスがかかった結果、安易な衝動買いに走ってしまいました〜

 こういうとき、宿六がへんに私をあおるのも問題で、買っちゃえ買っちゃえとそそのかされて、どんどん日本のアマゾンの買い物かごに本を放り込み、気づいたら合計36冊也。DHLの送料だけで1万6千円ほど。
 アマゾンからの海外発送は、こうしてまとめ買いをすると比較的割安で、それにまあ1万いくらで日本まで本をとりにはいけませんから、たまにはいいか…というわけで。


 「まとめて発送」を選んだにも関わらず、結局本は三つに分けて(アマゾンのこのシステムどうにかならんのか?)おととい10月17日に出荷されたのですが…

 まず二箱は、成田→ Cincinnati→Miami経由で、本日19日未明にリマ到着。
 ネット上で追跡していると、同日朝には通関を出た(はず)なのに、午後になってもDHLからは音沙汰ありません。
 へんだと思ってリマのDHLオフィスに電話すると、「昼までに書類の処理が終らないと今日中の配達はできません、またあす何時に届けられるかはわかりません」という、国際エクスプレス便らしからぬご親切。


 なのに手数料だけは高額です。
 通関での受け取り手数料が約140ソル、倉庫保管料が約30ソル(一日あたり)、更に税がかかって合計200ソル×二箱。
 つまり日本で払った送料のほかに、二箱分で150ドルも払わないとならないそうです。


 通関の書類費用だけのはずなのに、手数料が妙に高いので、どういう細目になっているのかとDHLのリマ・オフィスにたずねると、「そういうリストはありません」と平然と言います。

 そもそもが通関で引っかかったことじたい、あやしいのです、中身は本で、税金はかからないはずなんですから。
 また倉庫保管料というのも妙な話で、今朝到着してすぐこちらに電話があれば、払わずに済んだはずですよね…


 ペルーのDHLでは、倉庫保管料をとるために、わざと受取人への連絡を遅らせている、という疑いが非常に濃厚です。
 しっかり前科もあって、前にもDHL便の到着後、数日連絡がなく、その分の保管料を請求されたことがあります。


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 先月の宿六の出張みやげ… 出張先は日本じゃないです、ブラジルです(笑)
 ブラジルのものはひとつもないなあ。
 (まーピラニアの干物キーホルダー買ってもしかたないし…ペルーにもいるし…)


 笑ったのは、「スリッキー」なる秀逸なごますり器と、リマでは見たことない三角コーナー。
 意外に気がきくじゃん宿六!


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 こちらは「裏窓のロマス」。9月にさらにはっきり、うちから見える日があったので。
 リマのまんなかとは思えない、みごとなオルティーガの花畑ですが、10月に入るとあっさり枯れてしまいました。



 で、以上もろもろの疑いや苦情をどこに持っていけばいいのか?とたずねると、あっさり「そういう窓口はありません」と。徹底しています。ますますあやしいぞ。

 さて残りの一箱も、妙なことになっています。
 なぜか大阪から出荷されたのち、Hong Kong→Leipzig→East Midlands(英国)→Madrid と、じつに見当違いな方面をさまよい歩いた上、「19日朝8時 Madridでの配送中に破損事故がありました」との一報がアマゾン・サイト上に記載されたきり、音沙汰なし。
 …マドリードで足止めというのが、不安だなあ〜!(笑)


 まあ破損といっても本ですから、外箱が壊れた程度だろうとは思うのですが。
 せっかくのエクスプレス便なのに、いつになったら届くのかな。でまた到着したら、これも200ソルとられるのね…



 そんな次第で、覚悟した以上の大散財となりそうです。やれやれ…
 たまにはアマゾンから直接購入という豪遊!もいいかと思ったのですが、やっぱり今後はほかの手段を考えなくては。


 ネットで調べると、紀伊国屋はDHLのみというので、パス。
 やはり、航空便・EMS・船便・SAL、どれでも選べて実費のみ、というビーケーワンが良さそうですね。
 半ばヤケで、アマゾンに注文し忘れた伊和辞典を、SAL便で注文してみました。何日で届くか楽しみです。



 まあそんな感じで、ペルー宛の国際エクスプレス便は、とにかく不親切で不便で高くて日数もけっこうかかって、どうしようもありません。
 (前に…幸い私物じゃなくて仕事上でしたが…コンテナひとつ丸ごとなくなったことまであります)
 中でも手数料がとことんあやしいDHLは、最悪です。


 結局ふつうの郵便がいちばんです。
 先だってミチカさんにお願いして船便で送って頂いた書籍は、わずか一カ月半でうちまで届きましたし(二カ月かかるかと思ってました)、kotetsuさんがEMSで送ってくださった手延べ素麺に至っては、通関の書類つきでわが家のドアまで届き、その場でサインするだけで受け取ることができました。
 (その後ちょいちょいおいしく頂いております〜)


 むかしは小包は必ず局留めになって、いちいち受け取りが大変でしたが、そのへんだいぶ改善されてきているようです。

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急な岩肌もうっすら緑に染まっています。

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 うちの裏窓から、リマの三つの階層の生活ぶりが一望できます。

 いちばん下がスルコ方面の中級〜高級住宅街。
 (右手前にParque de la amistadにそびえる、へんちくりんなArco Moriscoが見えています)


 まんなかの茶色いところが、かなり住宅地として整備されてきた、かつての新開地。
 そしていちばん上の緑のところが、ここ数年一気に増えた掘立て小屋群。


 その奥はもうりっぱなアンデスのはじまりです。

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 ロマスの緑の中に点々と散らばる、不法占拠の小屋。
 十年もすれば、右上の写真の「中段」くらいの住宅地に変わって、それとともにロマスも消滅してしまうのでしょうね。
 できればパチャカマックのQuebradaVerdeのように、ロマスと共存する道を探ってくれるといいのですが…


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 ロマスの盛りもすぎて、すっかり春ですので、先日は桜餅を作りました!
 リマでこんなすてきなものが作れるのは、100パーセント、pacollamaさんとcalleretiroさんのおかげです。
 また、ぴったりのお皿はS家のK子さんの作品。愛用しております。


 いろいろあって参っていたので、桜の香りがなおのこと嬉しく、心がとても休まりました。
 さいきんリマでも、桜の苗を扱っている園芸店があるので、将来は桜を庭に植えて、自家製の桜葉の塩漬けを作りたいなあ…なんて思っております。



2011年11月11日(金) 午後11時半の室温23℃ 湿度65% 曇り
<お掃除ロボット 導入!>

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「…あんた、だれ?」
お掃除ロボットに身構えるハスミン猫(もうすぐ十歳の誕生日)


 先日、Ripley(当地リマのデパート)で、前々からほしかったお掃除ロボットを発見!
 ただちにうちに連れて帰りました。


 代理店の人によると、RipleyおよびSagaで販売開始して二カ月ほどだそうですが、さいきん米国なみに値下げしてから、わりと売れている由。
 …ならちゃんと宣伝してよ。もうちょっとで米国から取り寄せてしまうところでした。



 Roombaは例の自動掃除機で、くるくる回転しながら部屋中を這いまわって、床掃除をしてくれます。
 居間・食堂・パソコン部屋・トイレをくまなくまわって、同じ場所をだいたい3,4回ずつ掃除して、一時間ほどかかったかな? 上階でも同じくらいの所要時間でした。


 昔のRoombaは「四角い部屋を丸く掃く」という風だったようですが、これ(型番550)はほとんどゴミの取り残しもありません。
 大きな回転ブラシで、リマの細かな砂埃も丁寧に掻き出してくれるので、私がいやいや掃除機をかけるより、よっぽどきれいになります。



 RoombaとScoobaの両方を走らせたあとの床は、じかに寝転がっても良さそうなほどきれいです。
 騒音は、Scoobaのほうが若干大きく、それでも掃除機程度なので(うちの水フィルター掃除機よりはずーっと静か)、リマでなら深夜に走らせてもぜんぜん問題なさそうです。


 また猫たちも、掃除機ほどはこわがりません。
 ハスミン猫はついてまわって監視していますが、ハシンタ猫は見なかったことにすると決めたようです。


 あいにく私が買ったScoobaは、バッテリーに問題があったので、取り換えてもらわないとなりませんが、Roombaは今日も家じゅう掃除してくれています。
 ぜんぶ終ると自分でちゃんと充電器に戻るところが、妙にかわいらしく、名前でもつけてやりたくなります。



 私は掃除機をかけるのが死ぬほどきらいで、でもさぼって床が埃っぽくなるともっと機嫌がわるくなる、という悪循環の日々でしたが、これでストレスが激減しそうです。
 (初日だけはいろいろ心配で、猫といっしょにお掃除ロボットについてまわり、自分で掃除機かけるよりくたびれましたが…)
 日本もこういう、家庭レベルで「使える」ロボット、開発してくれるといいのに。


 これからは、毎晩やすむ前に階下にRoombaを放しておき、翌日午後は上階で放牧、というふうにしようと思います。
 まだ使って数日ですが、この衝動買いは正解だったと思います。


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こちらは、自動の雑巾がけ機、Scooba。
こんなのもあるとは、店頭で見るまで知らなかったです、すばらしい!


 少量の水を撒いてブラシをかけて、汚れた水を吸い込む、という作業をしながら、やはり部屋中を駆け回ります。
 専用洗剤もありますが、かわりに酢水も使えるのがとてもありがたいです。


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 今年は例年より思い切りよく、さっさと夏になってしまった感じです。
 ウマラ邸警備のおまわりさんも、これじゃあ暑くてかなわないでしょう。


 望遠で覗くと、おまわりさんたち日がな一日、日陰に逃げ込みぼうっとしていて、これぞ税金の無駄遣いですね〜
 いつも十台くらいパトカーが停まっているおかげで、この地区の泥棒が減りそうで、それはありがたいですけれど。


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 夏が早く来て嬉しい動物もいます。日光を全身で満喫するハシンタ猫(もうすぐ十二歳)。
 毛皮に指ですじをつけて遊んでも、無抵抗。


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 例のDHLは、結局届くまでに更にいろいろありました。
 (もう書く気も失せました、君たちには負けたよ……)
 配達の人まで、「DHLは本当にサービス悪いです、すみません」と言っていました。


 もう二度と使いたくないです…
 それでもこうして、どさっと三十数冊の本を積みあげると、豊かな良い気分です。


 間取りの本とか、そのうちじっくり歩きに行きたいローマ関連とか、手当たり次第に注文しましたが、ペルーやアンデスに関する本は一冊もなし。(その方面は、当地で十六年間買い続けた山をまず読まないと…)


 『トンボ玉』は、むかし父が好きだった本なので、とても懐かしいです。
 さいきん出た別の本も買ってみましたが、トンボ玉のカタログとしてはすばらしいものの、文章は味が薄く、やはりそれも時代柄を映している、ということかしら……



 ビーケーワンから届いた本のうち、堀田善衞さんの『インドで考えたこと』(岩波新書)は、アジアに関心がないため、今まで読み損ねていました。
 でもこのところ宿六が連日インドと商談を繰り広げているので、なんとなく取寄せてみました。


 前向きで決断力があってワーカホリックなインド商人たちと宿六は、波長がぴたっと合うらしく、まるでかけっこをするように、互いにどんどん加速しながら仕事を進めています。

 いっぽうで日本の会社にも話を持ち込んではいるのですが、そちらは驚くほど判断が遅く(良く言えば慎重…)、やはり当分は話の通じやすい「新興国」(ペルーは準・新興国くらい??)同士でやっていくほうがいいのでは、と、商売のわからない私でも思います。
 (新興国というのも変な言い方ですが。どちらも大昔から栄えてきた国ですもんね)



 昨晩この『インドで考えたこと』をあけてみたら、さいごのところにこう書いてありました。
 「その歩みがのろかろうがなんだろうが、アジアは生きたい、生きたい、と叫んでいるのだ。西欧は、死にたくない、死にたくない、と云っている。」


 アジアの変化のスピードこそ、恐ろしく早まりはしましたが、ほかは今もその通りですね。
 欧州文明の父母たるギリシャとイタリアがあんなことになるとは、にゃんと象徴的な…
 ヨーロッパは大好きですが、でもどう贔屓目に見ても、欧州諸国はいろんな意味での袋小路に入って久しいです。


 そして改めて本のあたまを開くと、筆者がインド行きの機内で出会った、1950年代後半の意気盛んな日本人ビジネスマンの姿が生き生きと描かれています。
 あのころの日本は、まちがいなく「生きたい、生きたい」グループの一員だったようですが、今はどうなんでしょうか…


 当時のインドの青年が語ったという、こんな言葉にもはっとしました。
 「われわれは貧しい。しかし五十年後には――-」


 この本が書かれた1957年から、今年で五十四年です。
 今週末、じっくり読もうと思います。


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ビーケーワンのとても丁寧な梱包。
こういう面では、日本もまだまだ健在ですね。


 アマゾンではなく、ビーケーワン書店から試しにSAL便で送ってもらった本は、わずか二週間でうちに着きました。
 たった三冊なのに、手数料なしで、宝物のように大切に包まれて届きました。


 これからは年数回、ビーケーワンにまとめて本を注文し、船便で送ってもらおうと思います。
 新刊や話題の本にはもともと興味がないので、忘れたころに届いてくれれば、ぜんぜんいいわけですから。

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 リマ恒例の十月のFERIA DE LIBROSは、今年はあまり収穫なし。

 ただ、ペルーのサボテンの本は嬉しい発見でした、残念ながら写真は非常にまずいですが、類似の本は今までありませんでしたから、図鑑として役立ちそう。
 また、いくつか良いDVDとCDは見つかりました。


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 よくテラスにやって来て、きれいな声でさえずるイエミソサザイ。
 歌声はびっくりするほど大きいのですが、小さくてすばしっこいので、なかなか写真が撮れませんでした。
 ペルーのどこにでもいるかわいい小鳥です。


<これはおいしい! ルクマのアイスキャンディ>


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 アイスクリーム(特にアイスキャンディ)のおいしい季節になりました。

 でも、リマの高級店のイタリア風アイスクリームも、高いわりにおいしくないハーゲンダッツも、高カロリーで、しかもくどい後味が残るのが気になります。
 しかしそれも、家で作れば一度で解決。


 とはいえアイスクリームは面倒なので、まずはアイスキャンディを作ってみることにしました。
 幸い、ゼラチンか寒天を入れると、ガチガチに固くならず、氷と果汁が分離することもなく、市販品のようにおいしくできるとわかりました。


 この方法だと、ただのバニラ入りミルクを凍らせてもおいしいですし、イチゴヨーグルトや小豆ミルク、ココア、バナナなどなど、毎日のようにいろいろ作って楽しんでいます。
 マンゴー&寒天&ライムに至っては、ハーゲンダッツのマンゴーシャーベットなんぞより、百倍もおいしくできました。


 (ついでに話題の里芋アイスクリームも試しました。
 たしかにアイスクリームらしくできてびっくりですが、おイモ独特の重さがあるのがいまいち)


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 いちばん感動したのは、ルクマのアイスキャンディです。
 (私から贈られたルクマの粉をもてあましていらっしゃる方には、特にお勧め! 日本だと季節外れではありますが)


<ルクマ・アイスキャンディ> 4本分(型によって分量はご調整ください)

ミルク 250cc(リマでなら迷わずモリーナ農科大のミルクを!)
砂糖 大さじ3杯くらい、お好みで(多めのほうがおいしいです)
ゼラチン 小さじ1杯弱
ルクマの粉 大さじ3杯強(これも多めのほうがおいしいです)


@すべて混ぜて、小鍋で沸騰しない程度にあたため、ゼラチンをよく溶かす。
 (ルクマ粉が入っているので、この段階でかなりとろりとします)
Aだいたい冷めたら型に入れ、冷凍庫で凍らせる。


 これだけで、ほとんどアイスクリームのような、しっとりしたアイスキャンディが出来あがります。

 うちでは砂糖の半量をステビアで置きかえているので、一本あたりわずか90キロカロリーです。
 初めて作ったときは、ルクマ好きな宿六は、喜びのあまり一度に三本も食べてしまいましたが、それでもハーゲンダッツのミニカップ一個分のカロリーにしかなりません。


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 その後もいただきものの和菓子材料で、いろいろ作って楽しんでおります〜
 Calleretiroさんに頂いた道明寺粉でつくったおはぎは、かんたんで、とてもおいしかったです。
 また、上新粉と山芋で、かるかんも作ってみました。


 リマの甘いものを食べると、むくむくと音をたてて太っていくのがわかりますが、和菓子はぜんぜん体重に響かなくて、ほんといいですね。

 それにしても…
 日々の三食のほかに、和菓子、アイスキャンディ、パン、塩鮭、納豆(ヨーグルトメーカーでの製法をマスターしつつあります)、お漬物などなど、家で作らないと手に入らないもの、あるいは満足できないものが、どんどん増え続けています。
 これを一生続けるのかと思うと、さすがにちょっとフクザツ…


 でも今後は、お掃除ロボット君で時間が節約できるから、なんとかなるかな?

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 先月、マンタロ渓谷のMito村から、嬉しい小包がまた届きました。
 ジャガイモ、サボテンの実、ソラマメ、カンチャ用のトウモロコシ。ぜんぶ友人の畑のものですが、パンだけは隣のコンセプシオンのだそうです。


 アンデスの知人とは、こちらが一方的に心配するような形のおつきあいに、どうしてもなりがちですが(大抵のペルー人は筆不精な上に、都会と地方の経済的な格差が、今なおとても大きいですから)、でもMito村のLさんは、おりおりに私たちのことを思い出し、おいしいものを送って下さって、本当にありがたいです。

 (絶品のカンチャ用トウモロコシは、ぬかりなく真空パックにしておきましたので、ひみつ結社「ペルーナイト」のみなさんのお口に入るよう、何らかの方法でお届けしたいなと思います)


2011年11月15日(火) 午後11時半の室温24℃ 湿度65% 曇り?
<不覚の「車上荒らし」遭遇事件 顛末記>

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 500ミリにしては軽いけれどやっぱり重いことは重いので、いつも宿六に持たせていたカメラセットの、在りし日の姿…

 ついでながら、95年からペルーで暮らしていて、盗難事件に遭ったのはこれでたったの?二回目です。
 (しかし思えば一回目も車上荒らしで、そのときもレンズを持って行かれたというのは、なんたる偶然でしょう)


 先月12日、ロマスを見に行った帰りがけ。
 パチャカマックで車上荒らし(って妙なことばですよね、でもそう言うんですよね?最近は…)に遭ってしまいました。


 野外レストランの外に車を停め、うかつにもリュックサックを車内に置いたまま、食事に行ってしまったのです。
 ふだんなら絶対にそんなことしないのに、ロマスの花々の美しさに、すっかり気がゆるんでいたようです。
 運わるく車のアラームまで止めてあったので、ゆっくり食事を終えるまでまったく気づきませんでした。
 そこで泥棒は悠々と(たぶん)運転席のドアをこじあけ、カーラジオとリュックサックを盗ってゆきました。


 こわされた車の鍵は直せます、カーラジオもいくらでも手に入ります。
 リュックサックに入っていたデジタル一眼とズームレンズも、かなり古いものだったので、まあ諦めはつきます。
 (しかたないから新しいの買わなくちゃ、という言い訳になる、という一面もあったりしますし…)


 ただどうしようもなく残念なのが、大切にしていたSonyの500ミリレンズ(反射望遠レンズ)を、いっしょに持って行かれたことでした。

 500ミリにしてはとても軽く(約670グラム)、この四年間、非力な私に実にいろんなものを見せてくれたレンズです。
 2007年にAT先生がペルーにいらしたとき、もったいなくもお持ち頂き、まずは先生とごいっしょしたCantamarcaの遺跡から、はるか眼下のCantaの広場の、音楽隊の人の姿まではっきり見えるのに驚いたのが、記念すべき使い初め。
 以来、あらゆるところにいっしょに出かけました。


 また私のアパートから、実は海やロマスが見えていたことを教えてくれたのも、このレンズです。
 そんなすてきなレンズなのに、昨年生産中止となったと知って、これからはもっと大事にしなくちゃと、そう思っていた矢先でした。



 …泥棒をする人って、いったい何を思って日々暮らしているのでしょうね。
 物には人の念がこもっていますから、後生を考えると、なかなか恐ろしい稼業のようにも思われます。
 思い入れのある品を失くしただけに、私も何日ものあいだ、とてもいやな気持で過ごしました。


 じっと考えていると、泥棒がリュックサックを持って逃げる姿が、眼前にありありと見えるようでたまりません。
 なにかに追われるような妙な気持ちで、すぐネットで同じレンズを探し始めました。
 でも、生産中止で入手しにくくなる、という噂が流れたせいか、新品はもちろん、今は中古品も払底しているようです。
 そんな中でひとつだけ見つけた扱い店が、「パスカルショップ」というところでした。


 珍しくも「新品」とあるので、大急ぎでポチっとしたのですが、支払い後、一週間も過ぎてから、「新品ではなく未使用展示品ですが、かまいませんか?」とのメールが来ました。
 そのとき変な感じはしたのですけど、なにぶん盗難騒ぎで神経がぴりついていて、何がなんでもあのレンズがまたほしい、という気持ちでいっぱいでしたから、そのまま買うことにしたのです。




 転送会社を経由して、レンズがリマに着いたのは、盗難事件から26日めでした。
 (日本的には「やっと」という感じですが、ペルー感覚ではなかなかの早技といえます)


 宿六が税金を払い(輸入税はなしで消費税18%のみ、昔を思えば夢のようです)、受け取ってきてくれたので、嬉しく包みを開けて………びっくり仰天!
 にゃんとSonyではなく、Minoltaの同型レンズが入っていたのでした!


 そりゃ、もともとSonyがMinoltaのカメラ部門を引き継ぎ、製造したレンズのひとつですから、「光学的に同じもの」なのは確かです。
 しかし、作られたのは恐らく90年代。要はデッドストック品でしょう。
 それを去年まで製造されていたSony製品と偽って売るのは、明らかに詐欺です。
 その上、ねじ込み式のフードがついていない、不完全品です。


 日本の通販会社に、こんなことをするお店があるなんて、もう声が出ないほど驚きました。
 でもどうしようもありません、すでに高い転送料と税金を払ったあとですから、そんな詐欺をするような会社に今さら返品したところで、いいことなんかあるはずがありません。


 そもそもがこの手の災難というのは、こうして手を取り合って、複数同時にやってくると、決まっているのですよね…
 そんなときに大慌てで買いものをした私がばかだった、と、すっぱり諦めることにしました。
 (ま、それに数年のうちには、またSonyの中古品が出回るでしょうから、いずれ日本訪問時に機会があれば、改めて手に入れようと思います…)


 とはいえこのレンズ、ほんとにSonyのカメラでも動くのか、試すときには手がふるえました…
 幸い、とりあえずは、大丈夫なようです…
 ただ構造は同じでも、なんといっても昔のフィルムカメラ用ですから、そのへん何か(コーティングとか?)は、きっと違っているはず。どの程度に写るのか、近いうちに近所のハチドリでも撮って試さないとなりません。



 ……ああ、私のSony α350と500ミリレンズは、今ごろリマのどこにあるのでしょう。
 願わくば、あのレンズのおもしろさがわかる人の手に渡っていますように。
 (覗き趣味とかじゃなくて、小鳥やペンギンを見るのに使ってもらえますように…)
 そしてにっくき泥棒も、ど〜せだったら良い値で売って、暮らしの足しにしててくれればと思います!


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 Sonyの500ミリを注文したのに、なぜか届いたのはMinoltaのレンズ……
 あきれカエル、としか言いようがありません。


 いちおう未使用というの「だけ」は本当らしいので、ある意味、レアもの感はないこともないですが…(-"-)


<ペンギンの海> Sony500ミリレンズの撮りおさめ…(涙)

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 船出の準備をする漁船。
 小ぶりな船ですが、カジキ(メルリン)を追って、数週間も沖に留まるのだそうです。


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 港でペリカンをからかう人。
 小魚を猫ジャラシのように使い、ペリカンの首を左右に振らせて遊ぶことができます〜
 (お兄さんが左手にもっているのは、枇杷のようですね)


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 島にまもられた港を離れると、すぐ波の荒い外海に出てしまいます。
 小舟で漕ぎ出すのは少しこわいですが、大きなうねりに揺られていると、実に晴れ晴れとした気持ちになるのもたしか。


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ややっ、波間を泳ぐアシカ発見!

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 近くの岩棚でごろごろするアシカのオス、lobo chusco (Otaria byronia)
 (Sonyの500ミリレンズは、軽くて手持ちで撮れるので、こういうのを狙うのにすごく良かったんですよね…)


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 アシカの子供もいます。
 鼻づらのあたり、かわいいワン公そのものですね。


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ペルーカツオドリ、piquero peruano (Sula variegata)

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ミナミオオセグロカモメ、gaviota dominicana (Larus dominicanus)

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 おそろしく鮮やかな色彩のカニ、 aranha del mar (cangrejo) (Grapsus grapsus)

 ペルー沿岸にいくらでもいるカニですが、食用にはならないらしく、「海蜘蛛」という感じのよくない名で呼ばれています。
 蜘蛛フォビア気味の宿六が、その名を聞いて、ちょっとぞくっとしたようでした…



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凪のときによく見かける、むやみに腕の多いタコヒトデ。
(kotetsuさん覚えてらっしゃる?)


こう見えて脚(腕?)がけっこう早いんですよね。

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インカアジサシ、zarcillo (Larosterna inca)

 水鳥が、嘴に水のしずくを光らせている様子って、なんとなく豊かな感じがして好きです。

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 それぞれがひなを連れています。
 インカアジサシのチャームポイントは、目尻から伸びるイヤリングのような白い羽根ですが、ひなの耳飾りはまだ短いのがかわいいです。


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運よくフンボルト・ペンギンもいました。
pingu"ino de Humboldt (Spheniscus humboldti)


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 右の灰色のは、若いペンギンです。
 今日はみなさん、子連れ参加のようですね。


 (これが我がSony500ミリレンズの撮りおさめとなりました…(涙)
 …あーでもこれ、うしろの岩にピントが合ってますね、ピントが非常に合わせにくいのがあのレンズの難点です)


 リマにはもう、ちょっとやそっとの飽きたではなく飽きましたが、うちから車で小一時間で、自然のペンギンを見ることができる、というのは実際わるくないですよね。

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岩場に人間(釣り人属亜種)も発見。

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 日曜漁師さんの、嬉しそうなこの表情!
 こういう実のある趣味って、楽しそうだなあ。
 日焼けの心配さえなければやってみたいですが、四十路後半で海焼けは、恐ろしいですよねええ…


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 バケツの中には、ひれの朱色が鮮やかなpintadillaがたくさん!
 pintadillaはタカノハダイに属するらしく、そう聞くとまずそうですけど、フライにするとなかなかいけます。


 …この日は遅い朝食だけとって遊びに出たので、夕方になってお腹が空いてきました。

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 とろりと油を流したような、凪の海。いいですねえ。

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 アテネのピレウス港みたいな、海辺でさりげなく食事のできる場所は、意外にリマ近辺ではなかなか見つかりません。
 高級店ほどまずく、また安い店はちと心配、というのがありまして…


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 カニ入りのマッシュポテト・サラダ、causa de cangrejo
 (これくらい投げやりな盛りつけのお店のほうが、ぜったいおいしいんですよね、リマの場合)


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魚介類のフライ、jalea mixta
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 グルメなイルカたちが好んで食べる白身魚、コルビーナのニンニクソース添え、corvina al ajo

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 おなじみ魚介の炊き込みごはん、arroz con mariscos
 海風のせいだけでなく、ほんとにおいしいですが、それにしても注文しすぎ!


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 この日は海がとても穏やかでしたが、こわいような波が押し寄せる、こんな日もあります。

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 日曜日、意味のあることはなーんにもしなくても、海辺で半日過ごすとちょっと得した気持ちになるのは、なぜでしょう???


<ハスミン猫の誕生日>

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 今日はハスミン猫の誕生日です(推定)。めでたく十歳となりました。

 猫を女の子・男の子と呼んだりする風潮には、どうにも私は馴染めませんが、だからといって猫バカぶりが劣るわけではもちろんなく……
 猫も十年もいっしょにいると、じぶんの身体の一部みたいになってしまいます。


 本日の猫様の晩餐メニューは、ミチカさんに頂いた「懐石・瀬戸内の小魚入り」というカリカリでした。

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 十年前の大晦日、わが家での最初の晩、タオルをしいたタッパーウェアで満足そうに眠るハスミン猫。
 まだ一カ月半の仔猫で、それはそれは小さくて、タッパーにつめたおせち用の海老、という風情でした。
 (翌々日には、ハシンタ猫がじぶんの寝床に連れてゆき、以後文字どおり舐めるようにかわいがって、育て上げてくれました)


 もともとお正月生まれのハシンタ猫の、誕生日プレゼントがわり?にもらわれてきたハスミン猫ですが、今では(見た目こそただの雑種のトラながら)、ハシンタ猫以上に好みのおうるさい、深窓のお嬢様となりました。

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 暖かな毎日、テラスではいっせいに花が咲き始めました。
 考えてみると、ハシンタ猫もハスミン猫も初夏の生まれなんですよね、今さらですが花の名前(ヒヤシンスとジャスミン)にして良かったです。


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 陽気につられて公園でピクニック?する人も激増中。

 さいきん気になっているのですが、よく複数の子守りの女性が、おのおの担当の子供を持ち寄?って、公園の一角で楽しそうにつどっています。
 まとめて子供の面倒をみたほうが楽、という仕事上の知恵かしら?



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